楽しく 安心して いきいきと過ごす場所
校舎は子どもの成長にとって大切な6年間を過ごす場です。
子どもたちが楽しく安心して過ごすことができる場所であること、そしていきいきと学ぶことができる場所として聖学院小学校の新しい校舎は2014年12月に完成しました。
子どもたちが日常を過ごす教室は、壁で仕切らずオープンにしました。
全校の子どもたちは、いつも同じ空間でつながっているという一体感と、開放感の中で毎日を過ごします。
各フロアにはテーマを設け、子どもたちにとってそれぞれの場所が特別であることを感じることができます。
毎日礼拝を捧げるチャペルは、校舎の地下にあり、子どもたちはどんなときも神さまに支えられ、見守られていることを感じながら、安心して過ごすことができます。
聖学院小学校は、子どもたちの大切な6年間の成長を教職員と、思いのこもった校舎でしっかり見守ります。
各教室の前に広がる空間
各クラスの前には、一般的な廊下とは異なるオープンスペースが広がり、授業中でも壁に遮られることなく移動することができます。
授業内容に応じて資料や作ったものを広げて並べたり、数人ずつに分れてグループ学習を進めたりと、フレキシブルに活用されます。
教師と児童が知識と知恵を共有するワークショップ型学習が増えていく予定です。
学年を越えた交わり
オリーブホール(1階)は、学びや語らいの場として自由に利用できるほか、お昼の時間はランチスペースになります。
スクールランチは、クラスや学年の垣根を越え、同じものを皆で一緒にいただきます。
ひとつのテーブルで1年生から6年生が協力し合いながら、楽しく豊かな時間を過ごします。
災害時の安全対策
大規模災害の際は、非常用発電機により照明・コンセントの電源供給を行います。また、水害による被害を考慮し機器は屋上部分に配置しています。
さらに、給水設備に直結方式を採用し、小型受水槽を設置することで水源確保を行っています。
また、校舎1階には、災害時用の仮設トイレとして利用できるベンチが設置されています。
B1F 祈りのフロア
一人ひとりが神様に愛されている存在
チャペルは、イエス・キリストが私たちをしっかり支えてくださっていることを象徴して、校舎の地階に配置しました。
学校生活の一日はここでの礼拝から始まります。讃美と祈りをもって、神様の愛のうちに一人ひとりが愛されていることに感謝しつつ、礼拝を捧げます。
1F 出会いと交わりのフロア
学年をこえた学びと交わりが成長を育む
オリーブホール、イングリッシュルーム、家庭科室、理科室、図工室、保健室などがあります。
それぞれ異なった個性を持つ児童一人ひとりが、時には学年の枠を越えた交わりを通じ、互いに成長していきます。
昼食時、オリーブホールは、イングリッシュルームや家庭科室も開放し、スクールランチのスペースとして利用します。
1年生から6年生までが互いに協力し合い、同じものを皆で一緒にいただく、大切な空間です。
2F 風とルーアッハのフロア
子どもたちと先生たちが出会う玄関口
1・2年生の教室、職員室、はこぶねルームなどがあります。
ルーアッハとは、旧約聖書において、神様が人類最初の人間「アダム」に吹きいれた息のことです。
新校舎は2階がエントランスになり、毎朝神様に息を吹き入れられた一人ひとりを人格としてお迎えします。
はこぶねルームは学年のイベントや学年を越えた交わり等、多目的に利用できる空間です。
また、職員室の隣にはカウンセリングルーム(ひだまりルーム)があり、児童だけでなく保護者の方の相談も受け付けています。
3F 学問と知恵のフロア
学んだ知識を生きる力に
3・4年生の教室、図書室、ラーニングコモンズがあります。
学びを通して得た知識を知恵として身に付け、生きる力とします。
図書室の片隅に作られた小部屋はまるで秘密基地。好きな本を持ち込み、教室とはまた違った子供たちの特別な空間となります。
ラーニングコモンズとは協同学習のためのスペースです。話し合いながら知識を深め共に考える場として活用します。素敵な配色のソファは自由に移動することができ、普段は出てこないような発想やアイディアが飛び出すことでしょう。
4F 音と光のフロア
光に包まれた空間で、学びと創造体験へ
校舎の最上階である4階には、5・6年生の教室、音楽室、ギャラリースペースがあります。
南からの光を取り入れ、天井が高く広々とした空間の中で音楽を楽しみます。旧校舎の思い出が蘇る丸い形状の屋根は聖学院小学校のシンボルとして形を残しました。
ココロとカラダの健康を守る
子どもたちの病気・けがの処置や健康管理の指導を行う部屋です。
1階にあり、校庭から直接入ることができます。
ひだまりルームには不安や悩みを抱える児童・保護者の心の相談窓口として、スクールカウンセラーが常駐しています。
校内にはAEDを設置し、救命救急講習などと合わせ、日ごろから教職員が使えるよう訓練しています。
子どもたちがのびのびと学校生活を送ることができるよう、体と心の両面から支えます。