長崎からオンラインで被爆体験講話

2月16日 本来ならば6年生は修学旅行に出発する日。
この日は、羽田空港に集合して飛行機に乗り、長崎空港、そしてバスで平和公園に移動してその一室で被爆者体験講話を聞くというプログラムでした。
今回、実際に長崎へ行くことはできませんでしたが、「被爆者体験講話」だけはオンラインにより、まったく同じプログラムで実現することができました。
実は、この日のために、現地と打ち合わせをして、オンラインでの講話を準備していたのでした。

6年生はチャペルに集合し、しばらく待つと、正面の大きなスクリーンに長崎の画面が映され、ごあいさつのあと、被爆者の方のお話しがはじまりました。

長崎とつながりました!
大画面なので全員が同じように見たり聞けたりできます
最後は質問コーナー
ちゃんと顔を見ながらお話しができました

毎年6年生が長崎に行った際、いつもお話しくださる方に、今回は画面でお会いしました。とてもお元気そうで、ことばもはっきり、こどもたちにわかりやすく言葉を選んでお話ししてくださいました。ご自身の体験を通しての原爆のおそろしさ、戦争のむなしさ、人の痛みや悲しみ、平和の尊さ…一つひとつの言葉がぴりぴりと肌で感じられるひとときでした。
最後に質問コーナーがあり、質問者が前に出て、お互いに顔を見ながら質問したり、聞いたりということもできました。

今回、長崎に行くことはできませんでしたが、距離の離れた長崎の方と、しっかり気持ちが通じ合えたすばらしい会となりました。

来年は次の6年生が現地で直接お会いしてお話しをうかがえることを祈りつつ、今回、原爆を体験した方の話をリアルタイムでうかがうという貴重な時をくださったことに心から感謝します。