2025年度が始まりました。4月8日には新1 年生を迎え、聖学院小学校は新しくスタートをします。
こどもたち全員の学年やクラスはこの4月で新しくなり、担任の先生も、これから始まる授業も教科書も、すべてが新しくなります。
「新しい」という言葉は、少しどきどきする気持ちと、わくわくする二つの気持ちが入り混じった、どこか不思議で甘ずっぱい響きを持っているように思います。先生たちも今同じ気持ちでいます。
2025年度 これから始まる新しい聖学院小学校への思いを先生たちで決めました。
それは
「みんなでつくる学校」
です。学校はそこにあるものではなく、つくっていくものです。学校をつくる「みんな」とは、聖学院小学校に通うみなさんとご家族一人ひとり、そして先生たちや事務所の方々、用務や警備、学校に携わるすべての人を指します。
そしてそこには
一人ひとりの “たまもの” をいかして
という思いも付け加えたいと思います。 “たまもの” とは神さまからわたしたち一人ひとりにプレゼントされた性格や才能、その人らしさのことです。だれもが顔や体格がちがうように、サッカーが大好き、ピアノが得意、読書が趣味、一人でいろいろ考えるのが好き…みんなそれぞれに異なる、その人にしかない “たまもの” を持っています。その “たまもの” を、これから始まる新しい学校づくりにぜひいかしてほしいのです。
聖書には “たまもの”(賜物)について、こう書いてあります。
あなたがたはそれぞれ、賜物を授かっているのですから、神のさまざまな恵みの善い管理者として、その賜物を⽣かして互いに仕えなさい。語る者は、神の⾔葉を語るにふさわしく語りなさい。奉仕をする⼈は、神がお与えになった⼒に応じて奉仕しなさい。それは、すべてのことにおいて、イエス・キリストを通して、神が栄光をお受けになるためです。 ペトロの⼿紙⼀ 4章 10節-11節 |
自分ができることは何でしょうか。みんなそれぞれにちがう得意なこと、がんばれること、できることがあります。そのみんなの力を合わせれば、すばらしい聖学院小学校をつくることができるのではないでしょうか。先生たちも同じ思いで、これから始まる「みんなでつくる聖学院小学校」の毎日を楽しみにしています。
新しいすてきな学校をみんなでつくっていきましょう。
校長 田村 一秋
(学校だより けやき 第555号2025年4月7日発行)