2019から2020へ

2019年をふりかえって

 この一年を振り返ってみると、今年もいろいろなことがありました。世の中は平成から令和へ、消費税は8%から10%へ引き上げられました。自然災害は今年も猛威を振るい、かつて経験したことのなかった雨や風による浸水や倒壊、そして長期に渡る停電が多くの人々を苦しめました。歴史的遺産であるフランスのノートルダム大聖堂や沖縄の首里城が焼失するという心痛む事故のかたわら、かつて誰もが教科書で勉強した「仁徳陵」がついに世界遺産に登録されました。バスケットボールの八村選手や女子ゴルフの渋野選手の大活躍、ラグビーワールドカップで日本中が沸いたのもついこの間のことです。ノーベル化学賞を吉野さんが受賞したというニュースや、「はやぶさ2」がはるか遠くの惑星に2度のタッチダウンを成功させたといううれしいニュースも飛び込んできました。
 今年をふりかえると、きりがないぐらい本当に目まぐるしく、いろいろなことがあった一年であったことを思います。

わたしたちの2019年

 わたしたちの今年一年はどうだったでしょうか。
 がんばれたことがあった、予想外なできごとが起きた、昨年できなかったことが今年はできた、新しいことを始めた、うれしいことがあった…一人ひとり、そして一家族ごとそれぞれにあると思います。
 そして今、いろいろなことはあったけれど、目には見えない何かに守られ、大きな力に支えられ、与えられた命を生かされて今、わたしたちはここにいます。今年一年をふりかえるとき、わたしたちは、素直にそのことに感謝をしなければならないと思います。

2020年はどうしたいですか

 2020年が始まります。来年はなんと言っても東京オリンピックです。東京のみならず日本中が特別な1年を迎えることになりそうです。
 世の中は、お祭り騒ぎになりそうですが、そのような中にあっても、わたしたちはこの新しい年をしっかり地に足をつけて、落ち着いて過ごしていきたいものです。ぜひこの冬休みに、家族でこの1年間をふりかえってみるときに、「2020年をどうすごしたいか」についても話し合っていただきたいと思います。

ひたむきに前へ

 さきほど書いた「はやぶさ2」ですが、小惑星リュウグウからサンプルを採取した後、12月3日にメインのイオンエンジンが点火されました。つまりちょうど今、地球に向かってスタートを切ったところです。そして予定通りにいくと2020年12月ごろ、つまり来年の今ごろ地球に戻ってくることになっています。そのときは「はやぶさ1号」のように、大切な標本カプセルだけを守って燃え尽きるそうです。
 人が作った小さな機械が、今から1年という時間をかけて、2億4000キロという気の遠くなる距離を休むことなく、ただひたすら生まれ故郷「地球」に帰ってくる姿は、同じ1年をがんばろうとしているわたしたちになにか重ねられるような気がします。「はやぶさ2」のように、聖学院小学校の一人ひとりも、まっすぐに、ただひたむきに前へ前へと進む1年になるように心から応援、お祈りしております。
 この1年間、ありがとうございました。そして新しい年もどうぞよろしくお願いいたします。

教頭 田村 一秋

(学校だより けやき 第498号2019年12月17日発行)